白髪とは

白髪と黒髪の違いですが、髪の色素がないものが白髪です。
白髪になる原因としては、《遺伝》《老化》《酸化》が大きな原因かと思われます。
※酸化・・・糖類のとりすぎ、洗いすぎ、ストレス、睡眠不足、たばこ、など。
白髪をできるだけ抑えるのなら《酸化》しないように日々のケアを頑張るしかないのですが、
遺伝と老化は抑えられないので日々のケアを頑張って酸化を抑えても白髪になりやすい人は若くしてなる人はなります。
その3つの原因で毛穴にあるメラノサイトという細胞が髪の色素となる“メラニン”を作らなくなって髪が白くなってしまうのです。
白髪を抜いても同じ毛穴から次に生えてくる毛も白髪です。
髪が短いと立ったりして染まりづらくなるので抜かないで染めるのが良いでしょう。
「年を重ねると髪が真っ白になる」と思っている人も多いですが、これもほぼ遺伝の影響が強く、ほとんどの人はまばらな状態の“ゴマ塩”程度で止まります。
真っ白になる人は実際はごくわずかです。
親族の方に真っ白のなっている人がいれば白くなれる可能性はあります。
白髪染めとおしゃれ染めの違い

白髪を染める方法はいくつかあります。
カラー剤(白髪染め)、マニキュア、ヘナなど。
このブログではカラー剤での白髪ケアの話なのですが、
軽く、マニキュア、ヘナの話をしておくと・・・
マニキュアとヘナは髪表面に色をかぶせるタイプなので髪を明るくすることはできません。
黒に何色をかぶせても黒で、白髪はマニキュアの色にそのまま染まります。
例えば明るめの茶色で塗れば黒×明るめの茶色になりおなじ、一色にはなりません。
マニキュア、ヘナで全部同じ色にするなら黒にするしかないですね!
さて、話はカラー剤にもどります。
白髪染めタイプのカラー剤は黒髪を明るく、白髪を暗くして一色を目指します。
おしゃれ染めでは白髪には色はほとんど入りません。
白髪染めタイプのカラー剤は染料がブラウンの濃い分白髪にも色が入ります。
勘違いしている人もいるようですが、白髪染め=黒ではありません。
8トーンくらいであれば白髪もかなり目立たなくなります。
明るければ明るいと色素が薄い分、色の入りが薄くて目立つ場合があります。
しっかり染めたいなら、濃く暗く、なじめばよいくらいならある程度明るさをキープできます。
白髪しっかり染めたいけど、色味も自分好みにしたいという方は、
根元は濃いめ、毛先は薄めのカラーに。
積み重ねが大事です。
白髪が目立つとき
白髪が目立つときっていうのは、黒髪の中に白髪が紛れているとき、ですね。
元々の全体の髪を明るくしていればたいして白髪も目立ちません。
髪の明るさが近ければ目立ちづらいのです。
だから「白髪が生えてきたから白髪染めで暗くしなきゃ。」っていう考えもわかりますが、
「ブリーチして黒髪を白に近づけなきゃ!」っていう考えでもいいわけです。
白髪を黒くして地毛の髪の明るさに近づけるか、黒髪を白髪に近づけるか。
文字で説明してもわかりづらいので絵で見てみましょう。
1本白い線を書いているのでどれが一番目立つかは見てもらえればわかりますね??
実際にはいろんな問題で髪を明るくできない人が多いのである程度の明るさで白髪染めにしている場合が多いですね!
ちなみに最近では「白髪染め」のことを「コンフォートカラー」って呼んだりしておしゃれな名前になってますが、まだ浸透してないので僕はまだ一応白髪染めって呼びます。
白髪を目立たせなくする方法はご自身の好み、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
もちろん敢えて染めないという選択もありです。
おしゃれ染めから白髪染めに切り替えるタイミング
人によって白髪を染めるタイミングは違いますが、
本数と生えてる場所が関係すると思います。
表面に4,5本くらいしか生えてない程度なら抜いちゃう人が多いですよね。
(ホントはよくないですよ!)
1本でも白髪が生えていることが許せない人は全体の髪を染めるべきですが、
まだ全体的に明るさをキープしたいし目立つところだけとりあえず目立たなくしたいってときは
表面の目立つ白髪だけを白髪染め、他をおしゃれ染めにするってこともできますね、まだ本数が少ない時は。
表面だけでなく内側も白髪が気になったら全体白髪染めに切り替えましょう。
1回のカラーでは難しいですが、根元を暗く、毛先を明るくすれば比較的明るさをキープしつつ白髪も染めれますね!
もともと明るさを保たなくて良い人は白髪の多い少ないにかかわらず、白髪を退治したいならすぐ切り替えても大丈夫です。
白髪染めにもいろんな方法があるので担当の美容師さんに相談してみましょう!
ハイライトを入れることもできます。(場合によっては難しいこともありますが・・・。)
「ハイライトを入れたことによって伸びてきた白髪が目立たなくなった」って言う人と、
「毛先の白髪が目立って見えてる気がする」って言う人もいたり。
感じ方は人それぞれなので、変化が欲しいときはまずは体験するということも大切ですね。
(下の絵も1本白い線が入ってます。目立たないですよね??)
まとめ
白髪染めというとどうしてもネガティブな印象になりやすいですが、基本的には“おしゃれ染めより少しだけ暗め”くらいに思ってもらったほうがよいです。
白髪染め=真っ黒ではないのでご安心を。
また(ついに私も白髪染めにしてしまった・・・。)という事実もネガティブを連想させてしまう場合もあるらしいですが、
美容師的には《白髪“も”染まるカラー》という考え方です。
または《ブラウンの色素が濃いカラー》です。
(白髪も染めておくか。)
くらいの気持ちで染めたらいいのです。
白髪も染めたい時が染め時。
白髪染めもお客さんが思っている以上に美容室では可能性が広がっているかもしれません。
担当美容師さんにぜひ相談してください。
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