
※例えてみたシリーズのブログは個人的な考え表現が多く含まれております。
日々のサロンワークでお客さんからの要望や質問をいただきますが、
こちらとしても
『そりゃ無理だぜ!!』『やめとこ!』『いや、わからねぇっす!!』って思うことがちょくちょくございます。
それを他のことに例えて少しでもご理解いただければと思います。
ややとげのある表現に感じる方もいるかもしれませんがクレームは一切受け付けませんのでよろしくお願いします。
シャンプーの原液、そのまま頭皮にはダメ、絶対
私共、美容師たちは洗浄力が強すぎるシャンプーをひどく嫌います。
だってせっかくきれいに染まったカラーもすぐ色落ちしますし、パサつきだって出やすいですし、頭皮は荒れやすくなるので、めっちゃ脂ギッシュの人にしか洗浄力の強いシャンプーは使ってほしくないわけであります。
でもみなさん毛穴の汚れを気にして(ちゃんと洗えているのか??)という心配をされている方が多いです。
実際は乾燥や炎症、細かいフケなどのトラブルが多くて、毛穴の脂汚れというのは20人に一人いるかいないかくらいの割合です。(山田調べ)
それを踏まえたところで・・・
汚れをとりたいお客さんの比較的多くの人はシャンプーをあまりお湯で薄めず原液に近いまま頭皮につけ、髪の毛で泡立てる、という方も一定の割合でいるようです。
シャンプー剤というのはそもそも泡で汚れを取るので原液を付けたからと言って汚れが多く取れるものではありません。
そればかりか最初につけた個所には刺激が強く、頭皮の荒れのリスクが。そして洗い残しのリスクも。泡立つまでの間髪の毛の摩擦ダメージ。
もうおわかりでしょうが、原液を頭皮につけてもいいことはありません。
めちゃめちゃ簡単に説明すると、
手のひらでもこもこに泡立てることは難しいですが、
シャンプー剤を手に取ったらお湯を足して手のひらに伸ばしてから髪の毛につけるのです。
他の行為に例えてみると・・・
もともと薄めて使うシャンプー剤を、原液をそのまま使う行為を他のことに例えてみると・・・
・焼酎水割りを飲むのに、先にロック飲んでそのあと水を飲む
・ラーメンスープを飲むのに、先にラーメンスープの素を飲んで後でお湯を飲む
・カルピス飲むのに原液飲んでそのあと水を飲む
これではいけません。
そもそもそんなことはしないと思いますが、先ほど書いたシャンプーの話も美容師から見たら一緒な感じなんですよ。
結果摂取している成分は同じかもしれませんが、工程がよくない。
これではいくらおいしい水割り焼酎も、ラーメンスープも、カルピスもそんな飲み方したらおいしくない。
シャンプーも一緒です。
正しい使い方があるのです。
まとめ
シャンプー剤はお湯を足してからよく伸ばして使う。
これが大事。
用法用量を守って正しくお使いください。
追記:
1年位前の話。
シャンプーの原液が誤って目に入ったことがありました。
それはもう痛くて痛くて。
ずーっとお湯で流していたんですが目が開けられず、お風呂を上がったあともしばらく充血してホント大変でした。
シャンプーの泡が目に入るのとは全く別物の刺激。
みなさま、シャンプー剤原液の刺激には要注意です!
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