こんにちは、山田画伯です。
今日はイラストを交えて髪の毛の説明をしていきましょう。
みなさんが意外と誤解していることについて。
『ダメージしてしまった髪はトリートメントすれば治る』ということ。
これは間違い。
ダメージしてしまったら根本から治ることはありません。。。
でも手触りが良くなります。
そんな説明もしていきますね!
まずは今日の主役、髪の毛。

この髪の毛がなんらかのダメージをしていくと、髪に空洞ができてしまいます。
なんらかっていうのは、シャンプーなどの摩擦、アイロンの熱、ドライヤーによる乾燥、髪を濡れたままにした時のキューティクル開きっぱなしダメージ、カラー、パーマによる薬剤ダメージなど、髪って言うのは繊細でなんでも傷んでしまうわけです。
そして再生能力がない。
だから傷んだら治らない。
日々大事にしてあげていたわってあげましょう!
んでですね、ダメージすると髪の内部に空洞ができます↓

ゾゾスーツみたいですね。
こうなってくると髪の強度も弱ってきます。
健康毛は髪一本でコーヒーカップ(200g)を持ち上げられるんですが、みなさんの髪はどうですか??
僕の髪は無理です。髪は不健康です。
まっ、コーヒーカップっていうのは手で持てれば問題ありません。
強度が弱るとどうなるか?
カラーのもちが悪くなったり、パーマやストレートパーマの薬を弱くするしかなくなったり、パーマやストレートパーマをお断りされてしまいます。
無理してかけるときれちゃうんです。断毛。
あと髪のまとまりが悪くなります。バサバサに見えやすくなります。
まとまり、つや、手触りをよくするためにトリートメント、コンディショナーを使っていると思いますが、家で使っているトリートメントは、次の日のシャンプーで全て洗い流されるので、毎日トリートメントしましょう!
アイロンやパーマ、カラーを繰り返すと枝毛ができます。
枝毛を作らないために定期的なカットをおすすめしていますが、どんなにがんばっても枝毛はできる時はできてしまいます↓

枝毛ができても放っておくと、

裂けてしまい、

髪内部の栄養が出やすい状態になってしまいます。
枝毛を裂くことはやめましょう。またすぐ枝毛ができてします。

切れ味のいいハサミで切ることが大事です。スパっと。
枝毛や枝毛になりそうな毛を切るだけで髪に艶が出ますからね。
カットが一番のトリートメントなんですよ。
あと、手触りが悪くなるっていうのは髪の表面のキューティクルがバサバサ開いてきてるってことなんですよ。
手触りを良くするためには“油分”が大事なんですよ。
トリートメント、コンディショナー、流さないオイルなどのね。
表面についてくれて手触り向上してくれます。
でもその油分の種類によってはさらにダメージさせてしまうこともあるので注意です!

油分が髪につくっていうのは上の絵のような感じですね、イメージだと。
やっすいオイルなんかは原料が石油でできていて、髪に残りやすく、酸化しやすい。
酸化=腐敗なのでそれが髪についていたら最悪なわけですよ。
やはりある程度は“値段”と“良いもの”は比例します。
あと、コンディショナーも同じことが言えて、
やっすいやつは内部補修よりコーティングするのがメインなんですよ。
やっすい成分でも手触りが良くなれば『良くなった感』が得られるわけですわ。
コーティング成分で代表的なのがシリコン。
シリコンにも安いものと高いものがあり安いシリコンを使うと髪の毛に残りすぎちゃいます。
何層もコーティングしすぎちゃうと・・・

カラーやパーマが浸透しなくて大変なんですよ。
あと、浸透させるためにさらに強い薬を足さなければいけなくなりさらにダメージ進行。
悪循環、負の連鎖です。
気付いた方もいるかもしれませんが、トリートメントも浸透しなくなりますからね、内部の補修ができないんです。
内部に栄養が入ってないと硬くパサパサの髪になるので、まとまりができないのです。
ちなみに、シリコンはよく悪者扱いされますが、シリコン自体が悪いわけではありません。
毛穴にもつまらないし、シリコン自体では傷みません。
残りすぎると美容師的にはやりづらいですが、うまく使えばダメージ毛でも絡まりをとってくれるありがたい成分なんですよ。
『絡まりがないから健康毛』ってことはなく、
『絡まりがなくても不健康毛』ってこともあるので注意していきましょう!
日々の生活で傷んでしまう髪の毛はやはり普段使うアイテムが大事です。
傷みやすいは人に特にダメージケアに気を付けた方がいいですが、最近は高級ドライヤーも流行っていますが、お手頃なシャンプーから試してみても良いかもしれませんね!
髪のダメージって深い。
またブログに書きますね!
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