column

山田の働き方のスタンス

美容師を続けて15年目に入りました、36歳山田です。

いろんな美容師やお客さんの影響を受けていまの山田の働き方のスタンスが出来上がっていると思います。

これからも少しずつアップデートを重ねていく予定ですが、いまのとこの自分の考えを書いていきましょー!!

美容師のタイプ

一括りに“美容師”といってもいろんなタイプの美容師がいます。

そりゃそうですね、53万人も美容師がいて(理容師は21万人)、美容室は25万件あるわけですから、いろーーーーんな人がいます。

ヘアスタイルもアイテムもめっちゃおすすめしてくる美容師もいれば、

無言で黙々と切る職人タイプの美容師もいますし、

常に流行に合わせて髪型を作る美容師もいますし、

流行には左右されない美容師もいます。

美容師のタイプも人それぞれです。

山田の場合は・・・

僕は“お客さんの希望をかなえたい”ということをベースにやっているので、自分の価値観を押し付けることはありません。

例えば、女性のお客様で『坊主にしたい』と言われても本人が希望していれば普通にやります。

なのでお客さんの“こうなりたい!”があったほうが提案しやすいですね!

そこからその“なりたい”に向けて「○○さんならその髪型は似合うのでそれでいきましょう!」とか「コテのセットありきの髪型ですけど、お家では毎日セットします??」とか「○○さんの場合生え方が・・・。」など、切る前に確認して迷いをなくしてから切っていきます!

「希望はないけどいい感じにして―。」って言われた場合はもちろんこちらから提案しますが、はじめましてのお客さんの“いい感じ”をこちらが把握してないので提案を却下されるパターンは多めですね(苦笑)

Aさん「今日のご飯何がいい??」

Bさん「なんでもいいよ。おいしいやつ。」

Aさん「じゃ、焼きそばね!」

Bさん「いや、焼きそばはちょっと・・・。」

ってなったら「なんでもよくないやん!!」ってなるのと同じっすね!

お客様のライフスタイルを聞くことによって提案するスタイルも変わります

例えば、お子さんを生んだばかりのママだったとしたら・・・

  • 頻繁に美容室に来ることは難しいかな
  • 朝も夜も丁寧に髪に時間はかけれなそうだな
  • 今後、産後脱毛があるかも

っていうことが思い浮かびます。

美容室に周期が長いってことは、

  • スタイルが崩れやすいしっかりレイヤーの入ったショートは提案しない
  • 根元が目立つのが早いのでハイトーンは提案しない

赤ちゃんが家にいると髪に時間がかけれないので、

  • ドライヤーの時間が短くなるのがいいのか、朝さっと結んで出かけられる方が良いか
  • コテでセットする時間はおそらくなさそう

ってことを予想します。

髪型がきっちり決まって、きれいなママ、かわいいママをあこがれるとは思いますが、

まだお子さんが小さい時期だけはデザインより手入れを重視していい時期なのかなと思ってます。

(ストレスが一番よくないぞ!ってこと。)

産後脱毛がいっぱいある人は顔まわりの毛がたくさん抜け、一気に生えてくる場合が多いですので、前髪があった方がその短い毛たちを隠しやすいですね。

あと分け目付近に短い毛が立ち上がりやすいので、その毛たちをなでつけられるスタイリング剤の紹介したり。

・・・など、産後数か月のママというだけでこれだけ考えることがあります。

仕上がり重視がいいのか、今後もきれいがいいのか

そりゃ、どっちもでしょうけど、スタイリストの技量以外にもスタイルやメニューによってスタイルのもちが変わってきます。

スタイルのもちとは、“きれいを維持できる期間”って事ですね!

ブリーチなんかはまさにそれ。

ブリーチすることでしか出せない色があって仕上がりの透明感は抜群に出ますね!

ただデメリットがあって、

  • ハイダメージになり髪が乾燥する
  • ダメージにより、パーマ、縮毛矯正がかけられない
  • 色落ちめっちゃ早い
  • 伸びるのすぐ目立っちゃう

とかね。

でもブリーチしたい時ってそんなデメリット考えないで、「やりたい!」ってなるので、

「生え変わるまでパーマも、縮毛矯正もできないけどいいんですか??色落ちも早いですよー。」

と、冷静に確認。

デメリット覚悟でやりたいなら張り切ってやらせてもらいます。

ブリーチ以外でも、

「今日の仕上がりはいいけど、家でのケアが大変かも!?」

っていうスタイルとか技術ってあるから、やった後のこともお伝えできる方がいいのかなと思ってます。

男女の違い

僕の中では、女性は髪のきれいを維持、男性は年を重ねても髪の量を維持して欲しいという想いでやってます。

正直、男性に髪のダメージがあろうが何も気になりません。男性で大事なのは“量”です。

でも女性で大事なのは“質”。きれいを維持してほしい。

だからホントは女性のお客さんには毎回トリートメントをして欲しいし、

男性にはヘッドスパをして欲しい(最低でも炭酸シャンプー)!

最近はブリーチやハイトーンのカラーが流行ってるし、コテのセットもほとんどの人が毎日やってる。

だから枝毛もよく発見します。

枝毛ができるくらいの髪って、もうカットだけではまとまらないのです。

残念ながら技術じゃなくて、素材が・・・。

だからトリートメントでまとまりのある髪にしたい!素材をよくしたいのです。

男性に至っては、ホルモンの関係で女性より薄くなりやすいというのは残念ながら事実なのです。

だから予防をしてほしい。

髪の栄養を運んでいるのは“血液”。

頭に血液を運びやすくしてくれるのはヘッドスパです。

薄毛予防になることはほぼ間違いないので絶対やった方がいいですよ!

それかセルフで頭のマッサージしてほしい!!

まとめ

最近はお客さん側から「こうしたいです!」という要望とても多いです。

要望を聞いてからどうするかがとても大事。

言われたことだけをそのままやるのではなく、お家でのケアや今後のことを考えるのが担当美容師としての役目なのかなと思ってます。

お客さんの“やりたい!”を理解した上でメリット、デメリットを説明して理解してもらった上で施術。

そして髪を切る、染めるだけでなく、正しい髪のケアの大切さを伝える。

一つのヘアスタイルを作るだけでいろんなことを考えております。

north
Home / column / 山田の働き方のスタンス
Address
新潟県新潟市中央区水島町1-8
新潟駅万代口から徒歩約7分
Tel
025-278-8255(ご予約専用電話)
Open Time
10:00 - 20:00

カットの受付は、18:30まで。
カラー・パーマの受付は、17:30まで。
※当日のご予約は17:00までにご連絡お願いします。

Close
火曜日定休日・他不定休