この間、6,7年ぶりに健康診断に行きました、夫婦で。

まだ結果は送られてきていませんが、たぶん大丈夫なのでは？？と思ってます。(知らんけど。)

最後の問診で、おじいちゃんのお医者さんから

「お、お酒もタバコもしないね！すばらしいね！」とお褒めの言葉を受けたので、それに乗じて

「はい、浮気もしません！！」と答えといた山田です。

・・・さっ、気を取り直してブログです。

今日はブリーチの色落ちについて。

今回の色味は『グレージュ』です。

写真で見てみる色落ち経過

文字で書いてもよくわからないでしょうから、まずは1日ごとの色の変化を見てみましょう。

こんな感じです。(これからの季節は毎日白シャツなのでそこは気にしないで。)

iPhoneで撮って加工無しです。

拡大しているので本来の色味と比べると多少の誤差はあると思いますが、1枚目(染めたて)と6枚目(6日後)を比べるとだいぶ色味が違いますね。

そもそもグレージュに定義はないのでグレーとベージュが混ざってるっぽい色であればグレージュってみんなが呼んでます。

なので一概にグレージュと言っても幅が結構あるので、どんなグレージュになりたいのかが明確なのであれば画像を見せてゴールを明確にする必要がありそうですね。

おそらくメンズの人が目指しているグレージュは2枚目と3枚目のあたりですかね。

っていうかグレージュっていうかグレーっすね！（もうネーミングだけの違いじゃね？？）

んで、だんだん黄色っぽく色が落ちていくという運命でございます。

グレージュを作るには・・・？？

まずですね、グレージュとかグレーを作るにはブリーチしてできるだけ髪を明るくしてから作るのが一般的ですね。

グレーって茶色みや赤みがあると作れないわけですね。

さらにいうと、グレーっていうのは、無彩色なので白と黒の間の色味なわけですね、理論上は。

でも実際は一回のブリーチでは黄色みが残っちゃう、こんなふうに。

これにグレーのカラー剤を塗ったとしても、黄色みのあるくすんだグレーになるだけで、みんなが求めてるグレージュになるわけではないのです。（どんなグレージュを求めてるかは聞いてみなきゃわからんけど。）

この黄色みを消すためには補色で色味を打ち消す必要がありますね！

補色っていうのは反対色です。

こんな感じ。

実際には色には濃さがあるので、消したい色味よりカラー剤の色味の方が濃いと（今回は黄色より紫が濃いと）、グレーを通り越してカラー剤の色味が出てしまうので注意が必要です、美容師の。

黄色が濃ければ濃いめの紫を入れれば濃いめのグレーに、黄色が薄ければ薄い紫を入れれば薄いグレーを作れるわけですね理論上は。

薄いグレー（シルバー）を作りたい場合には黄色を薄くする必要があるので、2回ブリーチが必要になると思います！

ちなみに『ホワイト』も同じ理論。

うっすーいペールイエローまでブリーチしてうっすーいバイオレットをオンカラー。

それを作るためには、ブリーチを2回、3回耐えれる髪の毛が必要です。

なかなか大変ですね・・・。

初めてグレーに挑戦したい人は・・・

実際にグレーを作る時にはちょっとだけ紫がかった濃いめのグレーをおすすめします。

これも実際に見ると紫強めでした。

これくらいにしても、最初の写真でお見せしたように、ブリーチした髪って色落ちが早いんですよね。

こんな感じで、色落ちを想定してカラー剤を作る場合も、提案する場合もあります。

(紫がかったグレー→グレー→黄色っぽいグレー→黄色(金髪)の色落ち)

せっかくベストな色味で仕上がってもすぐ落ちたら嫌な人は、許せる範囲で濃いめの補食をいれ、やや濃いめのグレーを入れるのがおすすめです。

黄色みが見えてくるとグレー感が弱くなるので、それが嫌な人には最初紫濃いめっていうのもありです！

色もちをよくしたい人は

• サロンシャンプーを使う
• お湯はぬるめ
• 洗ったらすぐ乾かす

これは必須条件。

それでもグレーをキープしたい人はカラーシャンプーです。

紫シャンプーを使いましょう。

黄色みが出るのが抑えられます！

ブリーチ毛の敵の黄色みを抑えるのが希望の色味になる第一歩です！

最後に

少しでもグレー、グレージュにご理解いただけましたか？

ブリーチありきですが濃いめに入れれば色落ちも結構きれいだと思います。

グレージュ→プラチナ→ベージュ→黄色、と色落ちしていきます。(なんとなくね。)

染めてから黄色（金髪）になるまではだいたい1ヶ月ほどあるので色落ちを楽しむっていう手もあります。

色が明るくなればなるほど、カラーシャンプーやカラートリートメントで楽しむっていう手もあります。

黄色になってしまってから（左）、カラートリートメントの濃いネイビーをつけた次の日（右）。

黄色味が消えていい感じです！

カラートリートメントやカラーシャンプーを使って凌ぐのもありです！(特にメンズやショートの場合は。)

結構ブリーチもいいもんですよ！

誰が見ても透明感のある感じにするならやはりブリーチがおすすめです！