
美容学校入学
大学を2年で中退、早期卒業し無事に美容学校に入学した山田氏。
場所は六本木。
それも六本木ヒルズの中。
いきなり都会に暮らすことになりさらに心踊る生活。
住んでいたのは東横線の綱島。
約1時間かけて通学することになる。
自分でやりたいことを見つけて、学校選びも家探しも自分でやり少しだけ成長を感じていた山田。
学校に入り、(え!?美容学校ってこんなとこなの??)っていうのを体験することになる。
美容室に行くの禁止
美容学生って髪を明るくして、おしゃれでチャラチャラしているイメージだったけど、僕が行っていた学校はまさかのヘアカラーが禁止。
もちろん入学してから言われたんだけど。詐欺じゃね
カットも現実的には禁止されていて、担任の許可なくいってはダメ。
髪を染めてはいけない理由は
“ビジネス街にある六本木で金髪がいると浮くから”
何それ!?
カットをしてはいけない理由は
“1年生の最後にカツラなしでヘアショーをやるために伸ばす必要があるから”
そんな理由でほぼ一年間美容室に行かずにダサい髪型で過ごすことに。
専門学校は高校の延長
一度大学を経験してから専門学校入学ということで、クラスがあること自体懐かしい。
席は決まっているし、定期的に席替えもある。
学級委員とかもいる。
…というか2歳年上ということで推薦されて僕が学級委員になったんだけど。。。
なんか今まで大学の授業はある意味自由出席みたいなものだったから高校に戻ったような感覚。
いつも同じ空間で授業を受けるおかげで友達はいっぱいできた。
周りの友達は18歳、僕は20歳。
当時の2歳差ってちょっとだけ浮いて見える存在だったらしく“年上いじり”がひどかったなぁ。
美容学校の授業
美容学校の授業ってカットとかカラーとか作品作りをしているイメージがありません??
僕の行っていた学校ははほぼ国家試験に受かる為の授業ばかり。
自分のやりたいスタイルを作るってことはなく、
国家試験に受かるための作業を毎日毎日繰り返す。
あとは座学。
たまに広い意味合いでの“美容”の授業があるけど、
(脱毛、エステ、メイク、ネイル、着付け、ヘアセットなど)
男子生徒にはほぼ意味のない授業体験ばかり。
メイクとヘアセット以外は絶対やんなくていい!
時間とその為に買った道具の金返して欲しいくらい(笑)
楽しい学校生活
授業は無駄が多いし、作業の繰り返しだったけど、美容師になりたいって人が集まっている中での生活は楽しかった。
「こんな店で働きたい」とか「こういうスタイルが好き」とか美容室やファッションの話をして美容師や美容師を目指している人にしか楽しさを理解できないような会話が楽しかった。
(専門に入るまで部活ばっかりやってたから周りから好きなスタイルとかファッションとかの知識は10歩くらい出遅れてたんですけどね・・・。)
夏休みは同じクラスの友達とヘアショーをクラブでやったり。
そのために原宿に行ってキレイな人を見つけて「ヘアショーのモデルやってくれませんか??」って声かけて、服を作って、ヘアスタイル考えて、お笑い芸人呼んだり、できないながらも楽しい時間を過ごした。
『よくそれでヘアショーやりたいって言ったな。』って言われるくらいレベルの低いものだったけど、なんとなく通っていた大学の授業とは違い、やりたいことができるという経験ができることで充実した生活を送っていた。
美容学校2年生
2年になりクラスは変わったものの気が合う友達を見つけそれなりに順調に過ごした。
今もそうだけど、友達づきあいは広いタイプではない。
2年なった時の担任の先生もなかなかの変わり者。
当時45歳くらいの女性の先生。
純日本人だけど、顔は“ウーピー・ゴールドバーグ”に似ている。
言葉遣いがとても悪いが人情に熱い。
いろんな意味でとてもいい先生だった。
専門学校は校則で外出禁止だったけど、仲の良かった友達とその先生で昼休みに抜け出して先生と友達はタバコ、僕はコーヒーを飲みに喫茶店に行ったことも。
(先生が生徒と一緒に抜け出してタバコなんて破天荒すぎるだろww)
授業は真面目に受けていて、就職も5月くらいに決まり、残す重要項目は授業日数と国家試験に。
今となれば試験まで何か月も期間があるんだからジャンルを問わずいろんなことをすれば良かったのに、ただ授業と遊びを繰り返した日々を送って頂けの日々。(なので省略)
3月に実技、筆記の試験を迎え・・・。
無事合格!
遅刻・欠席も0で皆勤賞で卒業。
真面目な生徒として無事卒業です。(よかった、抜けだしたのがばれなくて。)
晴れて4月から美容師になることに。
配属店舗は住みたい街ランキング1位にもなった吉祥寺。
どんな美容師生活が待ち受けているか・・・。