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ダメージも原因によって対策は違うよ

ダメージも原因によって対策は違うよ

小話。

山田の小学校時代の林間学校で五頭山に行ったときの話です。

登山で一番の楽しみって山頂からの景色とそこで食べるお弁当だと思うんですけど、僕はその日まさかの弁当を着替え用のカバンに入れて登山用カバンに入れていなかったため、弁当を持っていってなかったのです。

まぁ、頂上で気付いたときは絶望だったわけですが、周りには救世主がおりましておにぎりを分けてくれり、おかずをもらったり。

そのおかげで無事登山&下山を乗り切ることができました。

そしてその日の夜、同部屋のみんなで僕の弁当を夜食としてみんなで食べました。

そんな小学5年生の思い出。

忘れ物には気を付けましょう。

髪のダメージ原因一覧

さてさて本題ですね。

髪のダメージの原因なんて無限にあるわけですが、一応書き出してみましょう。

  • シャンプー
  • アイロン
  • ドライヤー
  • カラー
  • パーマ
  • 縮毛矯正
  • ブリーチ
  • 紫外線
  • エアコン

なんとなくこんな感じですが、“濡れたまま寝る”とか、“こどもにめっちゃ髪を引っ張られる”とかアクシデント的なやつはなしでいきましょう。

たまに「寝不足だと髪の調子が悪い」っていう方がいますが、それは勘違いです。

寝不足だと生えてくる毛が弱くなる可能性はありますが、すでに生えている髪には全く影響はありません。

ダメージ軽減できる対策

シャンプー

シャンプーの何が原因でダメージしちゃうかというと、《摩擦》と《洗浄力》です。

摩擦は洗い方、まず泡立ててから洗いましょう。

洗浄力はシャンプーの種類です。

サロンシャンプーの中から選んで使いましょう。

シャンプーは毎日しますからね、“ちりつも”で大きくダメージに関係します。


アイロン

《温度》と《アイロンの種類》が重要です。

温度はホント140℃はくらいがベストですね。高くても160℃くらいかな。

180度以上でゆっくりやっていると髪に熱が伝わりすぎて《タンパク変性》をして固くなります。

温度の高さとヘアスタイルの持ちは関係ありません。

形がつくのなら温度は低ければ低いほどいいのです。

そしてアイロンの種類ですが、やはり安いやつは傷みやすいのかなぁという印象。

当店でも取り扱っているヘアビューロンはそこら辺のやつと比べたらだいぶいい印象です。

なんとなく1万円くらいのやつは使ってほしいけど、最上級を求めるなら3万以上のやつがいいのかなという感じですね、個人的には。

「髪が硬くなった。。。」という方はおそらくアイロンのダメージが原因です。

アイロンのダメージも“ちりつも”。

お気をつけて。


ドライヤー

ドライヤーも高ければ高いほうがよさそうですね!

ただアイロンと比べると種類の違いはわかりづらいかも!?

ドライヤーの乾かし方の基本はオイルつけて、根元→毛先を乾かして、最後に冷風をすればめっちゃ傷むってことはありません。

寝れてる時間が長いと傷むのでシャワー後はすぐ乾かしましょう。

世間的にはパナソニックのナノケアみたいなのが人気みたいですが、美容師でナノケアをごり押ししている人は聞いたことはありません。

美容師的に人気なのは、風量が強いやつですね!

結局のところドライ後のまとまりは、ドライヤーの種類というより技量なのかなって思いますので、まとまったからいいドライヤー、まとまらないから質が悪いドライヤーとかではないです。

丁寧に乾かせばどんなドライヤーでもきれいにまとまりますし、いくら高級ドライヤーを使っても手グシも通さず適当に乾かしたらバサバサです。

だからその時の使用感だけではドライヤーの良い、悪いは判断できなんですよね。

でもやっぱり値段が高めのドライヤーを家で使っている人の方が髪がキレイです。

なので値段は関係ありそうです。

(※ドライヤーにこだわってる=普段の髪への意識が高い、かもしれませんがね!)


美容室で薬剤を使う技術

これはなかなかお客さんにはわかりづらいと思いますが、《前処理》、《後処理》とかがトリートメントの種類があると薬剤ダメージを抑える工程をしてくれるお店かなと思います。

(※当店ではトリートメントパウダーに名称を変更しましたが。)

例えばカラーの場合は、カラー後1週間ほどダメージ成分が髪の中に残ってしまいます。

アルカリ剤とか過酸化水素っていうんですけどね。

それらが残っている1週間は髪を傷み続けるのですが、さらにそれが紫外線と組み合わさることでより大きなダメージになってしまうのです。

そのダメージ成分を除去して髪を正常の状態にするのが《後処理》。(カラーの場合は。)

前処理、後処理はやっていないお店もありますし、メニューに含まれている場合もありますし、別料金の場合もありますし、ランクによって値段が別の場合もあります。

髪のダメージを抑えるなら後処理は必須かなと思ってます。

よくお客さんからは

「傷まないカラー剤がいいです。」

とか言われますがカラー剤でのダメージはなんでもほぼ一緒で、やり方とその前後の《前処理》、《後処理》が大事なのかなって思ってます。


夏のダメージ

紫外線は素の髪の状態ならそんなにダメージは進みません。

めっちゃ強い日差しを一日浴びても正直1回のカラーの方が傷みます。

子どもってめっちゃ日差し浴びてるけど全然傷まないじゃないですか?

大人は日傘、帽子で防げますしね。

髪専用のUVカットスプレーもありますしね。

1か月間浴び続けたらわかるくらい傷みます。

あと《海+紫外線》とか《カラー後に紫外線》はかなり傷みんで、色落ちもしますし硬くなったりします。

海の《アルカリ》と《濡れた状態》はよくありません。

海で楽しんだ後はしっかり海水を落とすためにシャンプーしてちゃんと乾かすっていうのが大事です。

でもどんなに頑張っても色落ちしちゃうのでカラーしたては海に行かないっていうのが一番いいです。

プールも塩素が髪に悪いので一緒ですよ!

実は室内にいてもエアコンの風で髪に乾燥が進んでしまうっていうのがあるんです。

風に当たらないっていうのが一番ですが、たぶん無理な話なので、朝にミストで保湿してからオイルでコーティングしましょう!

乾燥のダメージは徐々にダメージして気付いた時には手遅れの場合もあるので日頃のケアが大事です。

最後に

髪のダメージと言えど、分類わけするとこんな感じですかね。

みなさん夏は紫外線のダメージには敏感なんですが、紫外線よりシャンプー後の髪を乾かさないほうが明らかに髪に悪いですからね。

「暑いからお風呂上がりのドライヤーは半乾きでいいや。」なんていうのは美容師的には最悪でして。

健康毛なら解決できることも、ダメージ毛だとできないこともあります。

くせ毛の悩みなんて特にそう。

できるだけ日頃のケアをしっかりしてカラー、パーマ、縮毛矯正をやれるための髪の体力を残しておいた方が確実にきれいな髪を維持できると思いますyo!

以上美容師からの切実な願いでした。

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