column

必見!!髪、削ぎすぎ問題

必見!!髪、削ぎすぎ問題

はじめに

よくいただくオーダー。

重いので、すいてください

伸ばしてるので重さだけ取ってください

と、どうやら皆さん髪の量が多いのが嫌な模様。

そんな悩みを持っている人にぜひ読んでほしい。

髪が多いなら少なくすればいいって話じゃない、そんな内容。

髪をきれいにしたい人、ぜひ!

髪が多いなら少なくすればいいじゃん・・・!?

気持ちはわかりますが、ダメ絶対!

ドライヤーの時間はかかるし、結んだ時も太くなるし、動きも出ない。

触った感じが重くてとりあえず少なくしたいんですよね。

「すくだけだから適当な美容室でいいや!」と、違う美容室に行ってはみたものの「失敗されました。。。」ってい人を何人見てきたことか。。。

美容師の立場からすると髪を減らすってことはまあまあリスクがあるんですよ??

減らされすぎた髪を正常な状態に戻すことが一番時間がかかります。

1年かかることだってある。

「長さは変えないんだからどこに行っても一緒でしょ??」と甘く見てはいけません。

絶対に削いではいけないところもある

スタイルや手入れによってどこの量を減らすかっていうのが重要なんです。

減らすって言っても抜くわけじゃないですよ。

そこはわかりますよね??

ハサミで短い毛を作るわけです。

髪が多いから髪を削ぎたいわけですが、手触りだけを考えて髪を削いだらどうなるか?

もともと多い人が少なく感じるくらいまで削ぐわけですから必然的に短い髪の割合が増えるわけですよね?

どうなるか??

結局、短い長さで毛が溜まるので根元は重く毛先がスカスカになってしまいます。。。

(写真は有名美容師さんがSNSでシェアしていいって言ってたんでもらいました。)

削ぐ場所も重要です。

例えば表面の毛を削いだらどうなるでしょう??

バサバサになります。

ロングの人の髪を生え際の根元から削いだらどうなるでしょう?

結んだ時にピンピン短い毛が出てきますし、

めくった時に短い毛の束ができてしまいます。

(削がれ過ぎてる。。。)

と思うことは少なくありません。

それが原因で求めている髪型を作れないこともあるんです・・・。

髪の量の調整=短い毛をたくさん作ってしまう、ということなのでそれなりのリスクがあるんです。

髪の量については重ければすけばいい、と思っている人が多いみたいですが違います。

(・・・、というかカットしてるのは美容師なのでホントはとめるべきは美容師なんですけどね。)

まずオーダーで、めっちゃすいてください!っていうのをやめる。そこです。

カットでのスタイルづくりは“長さ”と“質感”

そもそもカットって“長さ”と“質感”のなので、「すいてください」なんて言わなくても、質感を調整するために量の調整はやります。

“自然に見せたい”とか“流しやすいように”とか“束感が出来やすいように”とか求める質感に合わせて量を調整します。

逆に「すかないでください」っていう人もたまにいますが、毛先がぶつ切りになるのでそれも注意です。

なりたい理想像やイメージがあるならそちらを伝えましょう。

髪型に適した髪の量があるのです。

だから本当は触った感じが少し重くても、見た目のスタイルに問題がないなら量の調整ってする必要ないってことですよね。

でも実際は「軽い手触りが好き」とか「ドライヤーの時間がかかる」とかご自身の好みやお家でちょっと楽するため、スタイルも大事だけど好みで軽くしたいって人が多い気がします。

髪の量を削げばボリュームダウンするのか??

髪の毛の量は削げばもちろん毛先の方が薄くなりますよね?

でも根元付近は量は変わってないわけです、抜いてるわけじゃないから。

だから根元と毛先の本数だけをみれば毛先の本数の方が少ないわけですよね、わかります??

毛先の方が本数が少ないにも関わらず、毛先がボワッと膨らんでしまってるってこと、あると思います。

なんでか理由はわかります??

くせとダメージです。

髪ってダメージが進むとボワッって膨らむんですよ。

日々のシャンプードライヤーなどの摩擦やカラー、パーマの履歴が残っているので毛先の方が絶対に傷んでる。

だから膨らむし、まとまらない。

なにが言いたいかというと、

根元より毛先の方が少ないのに毛先がダメージやクセで広がる。

ってことは、これってカットで解決できないんですよね。

髪のボリュームダウンしたい人

ボリュームダウンさせたいから髪を少なくしてた人もいると思うので、ボリュームダウンの方法も載せておきます。

原因に合わせた対策ができていれば削ぎに頼ることはありません。

正しい対策をしましょう!

ダメージしている髪をボリュームダウンさせる方法

ダメージしている髪を適度に少なくしてもボリュームが変わらないから、「もっと少なくしてください!」と、見た目のボリュームが減るほど髪を少なくしてもらったらと毛先スカスカになってるやんパターン。

ブリーチや縮毛矯正、パーマ、アイロンなどで毛先が乾燥している場合はやはりトリートメントの力に頼りましょう。

ケアが大事なんです。

カウンセリング時にトリートメントを提案しても「プロなんだからカットだけで解決できるでしょ?」なんて言われる時もありますが、プロが判断してトリートメントを使う必要があると言っているのです。

傷ませないことが大事ですが、すでに傷んでしまっている髪には水分保持力の高いサロントリートメントをしましょう。

決してこちらの売り上げのためではなく、お客さんの髪のために提案しているので一度試してみることをおすすめします!

ダメージしている髪は濡れている時は水分をめっちゃ吸うのでペタッとするのにかわいたらボワッってなる、そんな人にはトリートメントが必要なのです。

くせ毛の髪をボリュームダウンさせる方法

こちらもカットだけでは難しい時があるのです。

“細かくすかない”(すきバサミを使わない)やくせ毛さんへのスタイル提案でくせ毛を生かす方法など、こちらも工夫してはいますが、湿気の多い日などはやはりボワッと膨らんでしまうということから逃れられないですよね。。。

ボリュームをダウンさせるならやはり縮毛矯正です。

ただ縮毛矯正は髪質を変えるので、生えてくる毛と髪質が変わってしまいますし、根元が生えてきたときに、根元と毛先の髪質が違うので元の髪よりスタイリングが大変になってしまいますので、定期的にやることをおすすめします。

あとはスタイル。

髪が短ければ短いほどくせ毛の割合が増えるのが早いので、長めの髪の方がおすすめです。

一時的にボリュームダウンさせる方法

トリートメントも縮毛矯正もやりたくない、そんな方へ。

重めのスタイリング剤をつけましょう、スタイリングオイルやバーム。

髪自体に重みができて膨らみを抑えることができるでしょう。

スタイリング剤の重みでボリュームを抑えているわけだからそれを洗い流したら(お風呂上りは)ボリュームは出るし、重めのスタイリング剤って洗い残しやすいので注意!!

アイロンしてしっかりオイルつけとけば晴れの日だったら1日は持つと思います。

でも今後手入れを楽にしたいなら髪のコンディションを整えることが必要かもしれませんね。

まとめ

ヘアスタイルは長さと髪の量で成り立っているので量が少なすぎては求めているスタイルになれないこともあります。

「失敗されました。。。」という人の話を聞いてみると、「スカスカにされました」っていうことを聞きます。

「短くされすぎました」っていうより圧倒的に多いです。

「なんか変にされました」っていうのも毛量が少なすぎることも多いのです。

重さはあまり重要視されてないようですがスタイルを作るうえではかなり重要です。

手触りだけで重さを決めるのはやめましょう。

そしてまずは髪が広がる原因を知りましょう。

ダメージなのか、癖なのか、両方なのか。

ダメージならトリートメント。

クセなら縮毛矯正。

適した方法で扱いやすい髪にしましょう。

そして美容師の皆さん、削ぎすぎ注意ですよーーーー!!

(最近特に多い気がする。。。)

north
Home / column / 必見!!髪、削ぎすぎ問題
Address
新潟県新潟市中央区水島町1-8
新潟駅万代口から徒歩約7分
Open Time
10:00 - 20:00

カットの受付は、18:30まで。
カラー・パーマの受付は、17:30まで。
※当日のご予約は17:00までにご連絡お願いします。

Close
火曜日定休日・他不定休