
髪の用語って世の中に出回っていて、その用語が正しく使われているならよりスムーズに伝わるんだけど、間違った使い方をするとちゃんと伝わらないので要注意です。
今回は『バング』の話。
わかります?バング。
前髪ですね。
メニューにもバングカットとか書いてあると思うんですけど、あれは前髪カットです。
前髪にもいろいろ種類がありましてね。
知っておいた方がいいこともあるでしょう。
種類別で書いていきましょう。

シースルーバング・・・薄めの前髪。前髪の奥行きの範囲を狭くすることで薄くなりおでこが透けてみえるくらいの厚さ。

奥行きは↓ね。

フルバング・・・厚みのある前髪。奥行きを厚くすることでパツっとしたラインがでます。

ワイドバング・・・横に広い前髪。横幅が広くなるので顔の面積が出ます。


サイドバング・・・前髪とサイドの髪の間の髪。

触覚・・・前髪とサイドの髪の間の髪。

(結んだときの)おくれ毛・・・前髪とサイドの髪の間の髪。

(リバースに巻いたら)天使の羽バング・・・前髪とサイドの髪の間の髪。

サイドバング、天使の羽バング、おくれ毛、触覚は一緒。
名前が違うだけ。
他店との差別化を図ろうとする美容師の意図を感じます。
ただ名前以外の差別、なし。
前髪が違うだけで髪の印象はだいぶ変わります。
それくらい重要なのです、前髪は。
特に若い子なんて常に鏡と櫛を常備していて、信号待ちのたびに梳かしているのですから。
それくらい大事。前髪、命
だから美容師も息を止めて集中して切ります。
でもたまにオーダーがわけわからないことになってるときもあるわけです、正直なところ。
天使の羽バング作りたいんです。でも触覚とかサイドバングは嫌なんですよ。
みたいな。
名前だけぇぇぇぇぇぇ・・・!!??
と軽いパニック状態になりながらも(どういう意図でそうしたいんだい?)ということを引き出します。
なんなら用語を使わないほうがわかりやすい。っつーことで美容用語は正しく使う必要があるわけですね!
画像持ってきて「これ作りたい!」と言ってくれた方がスムーズな時もあるよ。
よろしくぅ。