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脱!!おかんのオーダー

脱!!おかんのオーダー

今年で美容師15年目の山田はいままでいろーーーーんなオーダーを受けてきているので、

非現実的なオーダーを受けてもそんなに驚きはしません。

いや、驚きはするけど、動揺はしない。

(どう説明したら納得してもらえるかな)って思うくらい。

  • 髪が3センチくらいしかないのに「リーゼントにしたい!」
  • 「校則にひっかかったから黒染めお願いします。あ、でも怒られない程度にメッシュ入れてください。表面に見える感じで。」
  • 「寝癖がついてもいい感じになるようにしてください。あ、それか寝癖がつかないようにお願いします。」
  • 「自然なウェーブがでるようなカットをお願いします。パーマ?かけたくないです、傷むの嫌なんで。」

実際こんな感じのオーダーも受けたり。

本人以外は「いやいや、できないでしょ(笑)」ってわかると思いますが、本人はいたって本気ですからね。

丁寧にお断り案件でございます。

でも「なりたい!」「やってほしい!」を言葉にするのって大事です。

お客さんの要望があって初めて髪型を作れるので、要望があるなら言ってもらって、

現実的にできないならお断り、回数を重ねてできるなら育てていき、その時できるようなら質を高めます。

誰のための髪型??

さて話は変わりまして。

髪型って自分のためにオーダーしてますか??

自分のためならカウンセリングもスムーズですが・・・

職場、学校の決まりのため?奥さんのため?旦那さんのため?

よくあるのが

お母さんのため!

です。

いや、ためといったら大袈裟ですが、お母さんの意見はかなり影響力はありそうです。

おかんの影響力

パターン別で書いていきましょう。

パターン1.おかんの有無を言わせないオーダー

これはやはり親子一緒に来店して、子供の髪型を決める時に多いパターン。

山田「髪型どうします??」

母「どうせすぐ伸びるから短く!とにかく短く!」

子ども「えー!短いのやだ!!」

母「すぐ伸びるから!文句言わない!」

山田「…。」

と、まあこんな感じ。

やはり髪を切るのはお金と時間と手間がかかりますし、子どもの場合は目に髪が入ると目が悪くなるとかわいそうですしね、短くしときたいという気持ちはわかります。

が、お家で納得させてから来店してもらえた方が切りやすいです。

切る側からすると、目の前でケンカして本人的に不本意な髪型にするのは心が痛すぎる。

想像してください。

(ごめんね、短くするね。)って思いながら切る。

そんなの嫌でしょ、絶対。

そこらへん頼みます、世の中のおかんお母様!

パターン2.おかんの伝言

これは一人で来た小学生から中学生くらいの子に多いでしょうか。

山田「今日髪型どうする?」

男子「なんかお母さんが短くしてこいって言ってました。」

山田「そっか。どれくらい短くする?刈り上げてもいいの?」

男子「いや、よくわかんないっす。」

山田「前髪はどれくらいがいいとかある??」

男子「いやー、わかんないっすね。」

山田「…。お、おっけ!(山田的に短い髪型にするしかないか・・・。)」

カウンセリングでわかったことはおかんお母さんが思う短い髪型にするということだけ。

“お母さんが想像している短い”は、“山田が想像している短い”と絶対違うので、

切り終わってもお母さんに確認できない以上これは切ったあとも不安が残ります。

『短く』は写真を見せるなど明確に!

パターン3.おかんの評価「あなたはこれが似合う」

こちらはおかんお母さんと仲の良い20代の女性までに多いパターン。

山田「今日どうしましょう?」

女性「なんかお母さんが、前髪長い方がいいっていうんですよぉ。どう思います??」

山田「いや、短くても似合うと思いますよ!」

女性「ですよね!友達にも短いのもいいって言われたんですよ!」

山田「セット次第でどっちもいけそうですけどね!」

女性「いや、でもお母さんが長めがいいって言ってるんで長めで。」

山田「え…あ…はい!」(お母さんの影響、強ッ!)

このパターンもやはり家に帰った時のおかんお母様の意見が気になります。

もし仮に短く切る決断をして本人が納得して帰っても家で

母「長い方がよかったのに!!」

なんて言われたら悪い意味で影響が出ますね。

ビクビク…。

頼む!先入観を消してくれ!


こんな感じのパターンはよくあります。

最後に

基本的には僕の場合は、髪を切るお客さん本人と相談して、その本人が気にいるかどうかが最重要なのであります。

だから「彼氏がー」とか「友達がー」とか言われても、担当美容師はその人たちの好みを知らないので、一瞬変な空気になると思います(笑)

母(おかん)もそう。

でも一緒に住んでる子どもからの影響力は絶大。

、というかはっきり意見を言う大人って周りにお母さんくらいしかいないですからね。

毎回はっきり髪型について意見されたらそりゃあ、無意識におかんの意見に引っ張られますな。

ですが周りの意見より自分の意見の方が大事です!

やりたい髪型をする、まずはここからがおかん脱却からの第一歩。

脱却したい方、お待ちしてます!

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