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過去の話(新卒時編)

過去の話(新卒時編)

5月ですね。

ゴールデンウィークも終わり5月病というものが発症する時期になりました。

毎年、新卒の子たちから理想と現実のギャップの話を聞いていて(あぁ、自分にもそういう時代があったぁ。)という想いにふける時期です。

今回のブログは山田の過去を自慢する武勇伝的な内容ではなく、『こんなやばいやつでも今はちゃんと生活できているんだな』です。

就職してちょっと自信を無くしてしまっている方、このブログを見ればちょっとだけ自信がでます。(知らんけど。)

念のため言っておきますが15年くらい前の話なので、今は業界的にいろいろ改善されているはず。

就職1年目・・・

山田の新卒時代を振り返りましょう、もう15年くらい前ですからね。

大学を辞めてまでなりたかった美容師。

熱意はあるけど、社会人としても美容師としての常識がない。技術もない。

それに入社直後は周りのかかわる人たちが全員はじめましてなので、気の使い方がわからないので一番疲れる時期ですよね。職場の人の名前も一度聞いたらもう一回聞けないし。

それに社会的にNGなことでもその店のルールとして決まっていれば従うしかないみたいな世界です。

「有給??うちは夏休みで使う感じだから。」

「残業代?美容師がつくわけないじゃん。」

「ボーナス?あるわけねーだろ!自分の力で稼ぎなよ。」

すべての会社の疑問の答えは「売上上げてから言え。」みたいな感じでした。

求人票には全部あるって書いてあったんだけどぁ。

新卒1年目はそんな世間とのギャップに一番苦労し、一番迷惑をかけた年でした。

思い出せるだけで

  • 同期が1か月で辞める(雑用倍に増える)
  • 胃腸炎1年で3回(お腹痛い。。。)
  • 過呼吸。(つらっ。。。)
  • 合わなすぎる上司と働きたくなくて欠勤数回(井の頭公園を散歩。)

これだけ見るとお店からのかなり貧弱な体とメンタルですね。

でも他店の同期たちも1年で半分辞めたので環境的にはあまりよくなかったのでしょう。

ただ環境に文句も言わず普通に続けている人もいるので、会社の待遇も体力と考え方次第っていう感じかなと思います。

周りからの評判

入社した職場の先輩たちからの山田の評判はかなり低かったでしょう。

だってちょくちょく休むくせに自分の意見は言ってくるから。

でも従っているだけって疲れるだけなんで気になったことは相談または意見を言ったほうがいいです、変わってくれるかどうかは別として考えはわかってもらったほうがいい。

言った意見は今考えても結構的を得ていたとおもんですよね(笑)

  • 「タオルににおいがつくからスタッフルーム禁煙にした方がいい」
  • 「絶対に席が足りないから予約のセーブしたほうがいい」
  • 「歩きで10人分の弁当買い出しに行くのに個人的なドリンクで1.5リットルの飲み物買いたくない」

とか。

席数より多い数のお客さんが来店する予約とか対処できるはずないのに、それを意見すると

「がんばろ!」(気持ち強く持とっ!!)です。

「買い出しで10キロ以上とかおかしくないっすか?」っていう返答にも、

「がんばろ!オレの時はやってた!」です。

意見を言って解決したこともあったし、しないこともありました。

あ、こんなこともありました。

1年目ってみんなより早く店に到着して雑用をこなさなきゃいけなかったのに、鍵を持ってる店長が10分15分とか遅刻してくるときもあって。

ミーティングで、

「店長が10分遅れてくると準備が終わらないので、時間通りにお願いします!いやホントに。」とはっきり言ったんです。

んで次の日、まさかの僕が寝坊。というか遅刻。

店長からの電話で起こされるという失態・・・。

大急ぎで店について、店長に笑顔で「おはよう、山田。」と言われたときの僕の感情・・・。ご想像におまかせします。

そんなこともあるので意見を言ったら責任は取りましょうね。

人間関係

正直僕が体を壊すくらいめちゃくちゃ合わない人もいましたが、ほとんどの人とは良好な関係で仕事終わりや休みの日にごはんに連れて行ってもらったりすることもしばしば。

というか、お酒が飲めないのに酒の会には参加していたので、酔っ払いの介抱担当です。あと上司の財布でお会計する担当。

飲み会には散々参加していたのでわかるんですが、飲み会では上司とか関係なくやさしいタメ口で会話したほうがいい距離感でいられます。

僕はさらに調子に乗って、お酒が入っているときは常に副店長のことをあだ名で呼んでいたので、全店舗集合したときの飲み会とかでは周りの人たちは「え?山田やばくね!?」みたいな空気でしたが、

本人はどうせ毎回酔っぱらって次の日には覚えてないんだから大丈夫なのにね(笑)

同じ店舗内では仲良くて、他店からはヤバいやつ扱いでした。

振り返ってみると・・・

やはり振り返ってみると、毎日夜中まで練習して時間もなく生活が変わり、お金もなく体もメンタルもやられ気味でしたね。

正常なメンタルを保つために気が合わない人とは極力かかわらないという選択も必要でした。

そういう判断ができるまでのなんとなくモヤモヤした期間が一番つらいというか、しっくりこなくて。

職場の『いままでそうやってきたから』という無駄なルールにもモヤモヤして。

何年か働く気なら、そのルールが変わるかは別として意見も言っちゃっていいと思うんですよ。

きっと同じことを思ってる人もいるんだけど上司に気を使って言えないだけで、もしかしたら自分の意見が大多数の意見かもしれないし。

慣れてくれば気の使い方もわかってくるだろうしだんだん気持ちも楽にはなります。

その時と同じ生活ができるかと聞かれれば今は絶対に無理だけど、今思えば必要な期間だったのかもしれません。

新卒に求められていることって仕事の技量じゃなくて“素直さ”かなって思うので仕事の責任は上司に取らせて、自分はいっぱい失敗して経験させてもらえればいいと思います。

僕はそうしました。


悩んでいる新卒の皆さま。今は慣れるまで大変な時期かもしれませんがもう少しだけ続けると仕事の楽しさが見いだせる時期かもしれんません。

もちろん辞める選択肢もありですが、僕の場合は続けることが正解でした。(数年後辞めましたが。)

どうせやめるなら色々職場に意見してからの方がいいかもしれませんよ。

責任は取りませんがね、ふふふ。

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