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“しゃきん”としない縮毛矯正をするために

“しゃきん”としない縮毛矯正をするために

今回のブログ長いので暇な・・・本気の方どうぞ。

はい、ではさっそく。

縮毛矯正って基本的には結構ダメージするんですよ。

「うちの縮毛矯正はダメージしませんよ。」って言ってるところもダメージします、結局のところ。

いや、当日はダメージした分トリートメントすればピカピカに仕上がりますよ。

インスタに載ってるやつとかなんてそれに加えてストレートアイロンしてるわけだからもう仕上がりピッカピカです。

もちろんくせも伸びてストレートになってるわけだからサラッサラです。

でも実際はダメージはしてます。

と言いつつも最近のお高めのお薬は、僕の肌感覚ではダメージは抑えられてる気もします。

従来の薬のダメージが大だとしたら、中くらいに。小ではありません、中です。

髪のダメージの見極めが大事だったり、塗り方やアイロンやちょっとした工夫で、扱いやすさや、ダメージの感じ方も変わってくるので、ダメージしてしまう問題を放置しているわけではなく、めっちゃ頑張ってダメージをできるだけ抑えています。

その逆もあり、適当にやっちゃうと同じ薬を使ってもやり方次第では髪をめっちゃ傷めることもあります。

一応、今日は普段縮毛矯正をしている方への技術説明と今後のアプローチ方法をお伝えします。

まじめ回です。


比較的多い縮毛矯正の例

だいたい縮毛矯正をしているかたは半年周期くらいで繰り返すことが多いですね。今回の方もそう。

ん?くせある?

ありますね。

縮毛矯正の場合ってどんなに上手くかけた矯正でも3ヶ月位からまとまりが悪くなります。

みなさんよく勘違いされてるんですが、その原因は毛先じゃなくて根本の癖が伸びたからなんです。

「ストレートかけたのに3ヶ月くらいで取れちゃうんですよねー。」

って違う違う。ほとんどの場合は根元が原因です。

くせ毛が伸びてますからね!毛先がばらつきます。

毛先が適正にかかっていれば、根元だけをかければ完了なのです。

だから重要なのは根本の癖をちゃんと伸ばすこと。

イメージしてダメージの把握して、塗り方、薬剤を考えます。

この方はいつも優しめな薬で縮毛矯正してるので今回も根元の癖を伸ばすだけで大丈夫そう。(ここ大事!)

と、いうわけで根本と毛先で塗り分け。

あとはいろんな工程をはさんで仕上がりは

はい、オッケー。

なにがいいって毛先がちゃんと曲がってること。

これが「毛先がしゃきんとさせない」ことであってますよね?

根元しか塗ってないのに毛先が曲がってることで柔らかい雰囲気が出せてますよね?

根元のダメージを抑えることで、将来の毛先になる準備をしておく必要があります。

あ、さっきの写真はブローのみです。

さっとアイロンするだけでももっときれいにできます。

前回の縮毛矯正から半年後の対応

ホントは根元の矯正も適正なお薬と適正なアイロン操作で、毎回、根元のクセを伸ばすだけでしゃきんとならない縮毛矯正が理想ですね。

さきほど写真の方は3年くらい低ダメージストレートを続けているので、かたい部分の髪は残ってない状態なんですよね。

根元のクセをバシッ!!と硬く伸ばしてしまったら、そのときの毛先が柔らかければその時はそんなにしゃきんと見えないですが、そのバシッと伸ばした部分が毛先になったときにしゃきんと見えるんです。

っつーことは、数年後、数か月後結果が出てきます。

常に“適正”が大事なんです。

だから初来店のお客さんで

「しゃきんとならないように縮毛矯正してもらいたいです。」

と言う人の中にもすでに毛先がめっちゃまっすぐでしゃきんとなっている人が結構いますし、根元からしゃきんとなってればそれだけ直す期間が必要になってきます。

そんなパターンの説明。

毛先がすでにしゃきんとなっててダメージレベル大

毛先がしゃきんと真っ直ぐになっててハイダメージの方ですね。

真っ直ぐすぎるのでホントは毛先を少し曲げたいわけですが、ハイダメージだとそれはできません。

薬のダメージに耐えれず枝毛、切れ毛になる可能性があるからです。

美容師側もやってあげたいけどできないのです。

当日できることはサロンでは根元だけクセを伸ばし、毛先はサロンでトリートメントをしてダメージをこれ以上与えないことが大事です。

長期間で見れるならダメージしすぎな部分、まっすぐになりすぎな部分が切れるまで長期間で髪を切って伸ばしてを繰り返して、薬がつけれるダメージまで減らすのです。

お家でのケアも大切でアイロンは低温が必須です。

ダメージさせないことが大事なのです。

毛先がしゃきんとなってるけどダメージレベル中

根元はくせに合わせたお薬で、すでにかかってる部分は優しいお薬で塗り分け。

あとはアイロンで曲げるのです。

ここで、注意点。

  • すでにかかってる部分に根元の薬がつくとダメージが進みます、かなり。
  • 薬が適正でもアイロン操作がうまくいかないと曲がりません。
  • 毛先がきれいに曲がったとしても“寝起きそのままできれい”ってことではありません。朝の最低限のスタイリングは必要。

↑美容師が気を付けるべきこととお客さんも気を付けるべき意識もありますね。

いろいろ難しいんですよね。

こちらもやわらかい髪を保つためにサロントリートメントがおすすめです。

結局シャキーンってしないようにするためには・・・?

我々美容師からすると(個人の意見だけど)、縮毛矯正で大事なのは・・・

正しいダメージレベルの把握

なんですね。

現在の髪のダメージレベルを把握して初めて適正な薬剤を選べるのです。

んで、正しいダメージを把握するのに一番確実なのは同じ美容師に担当してもらうことなんです。

だって美容室ころころ変えてたら毎回ダメージを把握するために聞かなきゃけないことがあるんですもん。

  • 前回縮毛矯正した日にち
  • カラーの頻度、回数
  • ブリーチの有無、ホームカラーの有無、回数
  • 酸熱トリートメントの有無
  • 家でのアイロンの頻度、温度

など、毎回髪の履歴を聞かなきゃいけませんからね、お客さん的にも面倒じゃないですか。

美容師だって髪見ただけではダメージはわかりませんよ。

シリコンやスタイリング剤の残留やコーティングで表面上きれいに見えることなんてざらにあります。

それに記憶も絶対あいまいですからね。

きれいな髪を作るために確実なのは信頼している美容師さんにずっと担当してもらうこと。

過去に担当した美容師さん次第で難易度が変わったりもします(笑)

最後に

よくあるパターンですが、「月一で美容室に行ってます!」って割に髪がキレイじゃない方っているんです。

極論、お客さんが満足してればいいんですが、(もっときれいでもいいんだけどなぁ)って思うことがあります。言わないけど。

話を聞くと「毎回クーポンを利用して違うとことに行ってる」と。

さらに「前回のところは適当にやられました。あまり気に入ってないんです。」と聞くこともあります。

美容師側の誠意が伝わらなかったのと、技術に満足いってないっていうのは確かに美容師の問題だと思うんですけど、そういうのを聞くたびに思ってるんですが、

それ前回の美容師だけの問題じゃないのでは!?前々回とか前々々回とかのカットや薬のダメージが影響して前回の人に負担がかかってたんじゃない??

みたいな。

なんなら今回の状態も今まで履歴だとで難易度MAXだし、1回できれいに仕上げるのは無理。長期間でやらせてー。

って思うこともちょくちょくあります。

当たり前の話ですが、初見じゃこちらも理解するのに限界があります。

縮毛矯正は技術的にも難しいし、ダメージもするメニューなのでだれがやるかでだいぶ仕上がりが変わります。

毎回違う人がやって負のループに陥ってるパターンも見たことあります。

なんか全体的にくせ残ってるけどめっちゃダメージしてるから、薬では直せないな・・・。でもこれ家で毎回高温のアイロンしてるんだろうな。髪の生え変わりを待ちたいけど、縮毛矯正やらなきゃ広がるし、アイロンやめても広がるし・・・うーむ。。。

そうならないためにも値段だけではなく、人を見て担当を決めたほうがいいのでは!?と思ったり。

新しい美容室も増え、良さそうなメニューも増えましたがなかなか髪に対する悩みは解決しない模様。

美容師が真摯に対応するべき事例もあります。

と、山田は思う。

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